体を使う仕事は「有限の可能性」

　きのう3月19日に、僕は神奈川県内で引っ越し業者の派遣の仕事をさせていただきました。そのお仕事の内容は荷物を箱に詰めてそれらの荷物を仕分けしたり、荷物を倉庫の中に運んだりしたりと様々です。仕事は9時～17時までで休憩時間は1時間です。労働条件には特に問題がありませんでしたし、給料も悪くはありませんでした。その一方で肉体労働で生み出せるサービスを含めた財には限界があることを思い知らされました。荷物を詰め込んだり梱包したりする肉体労働では生み出せる財は簡単に測れてしまいます。たとえば、1日で段ボールに荷物を詰め込んだ数を計測したいならば、1から順番に数えていけばいいだけです。一方で機械が同じ仕事を行うことができるとすれば、その数を人間が数えるのは至難の業だと思います。機械の仕事は人間の何倍もの仕事の能力があり、多くの仕事は機械で代用されてしまうのです。
　PCの能力はさらにそれを上回っていると思います。PCは肉体に代わる労働はできなくても、知的作業のレベルはとてつもないレベルです。2009年3月現在、最も計算能力がすぐれたPCは横浜市にある地球シミュレータなのですが、その計算能力は1秒間に120兆回だそうです。
　PCの能力は無限に近いレベルに達しており、ネットビジネスを行えば、やり方さえうまくやれば何億というお金があっという間に稼げてしまうこともあるのです。反対に肉体労働で稼ぐお金は限度が見えており、「有限の可能性」しか持ち合わせていないといえるでしょう。